みずほ銀行の悲劇

ついこのあいだの、7月の3連休にみずほ銀行のATMが臨時休止して、連休中に遊びに行った先で現金がおろせず、真っ青になった方がいたと聞きました。財布の中身が、何と、30円になってしまったという、悲惨な話も…

今決まっている日程では、これから、毎月、来年の2月までみずほ銀行はATMを数日間臨時休止するらしいです。名目上の理由は、新システムに移行し「お客様へのサービスと利便性の向上」をはかるとなっておりますが、こんなに度々、休止になって、利用者さん的にはどうなんでしょうね。

そもそも、みずほ銀行は第一勧銀と富士銀行と日本興業銀行の3行が合併してできた銀行で、第一勧銀は富士通、富士銀行はIBM、日本興業銀行は日立のオフコンを使ってそれぞれの銀行の子会社がシステムを運用・開発をしていたわけです。それを合併にともなって1つのシステムに統合した結果、すぐに大規模なシステムダウンを起こしました。この事態は、ある程度予測がついていたと思われます。なぜなら3つともばらばらのメーカーのオフコンに互換性は全くなく、違うコードでシステムが組まれているので、これが世にいうみずほのシステム3つどもえでいきなり、うまくいくはずがないでしょう。みずほ銀行が誕生して何年もたつけれど、新システムに移行して、うまくいくことを祈らずにはいられません。今までの、みずほのシステムエンジニアさんの血と汗と涙の残業の日々が決して無駄ではなかったと、いえるように