暑い時や寒い時の食品

毎日、うだるような暑さが続きます。暑い時に売れる食品といえば、冷たい食品(アイスクリーム・かき氷・ビールなどなど)ですよね。

逆にアツアツの食品はこの時期はあまり売れませんね。ラーメン専門店や鍋ものを売りにしているお店などは、この夏の時期はどうしているのでしょうか?ひたすら、涼しくなるまでじっと耐えているのでしょうか?

スーパやコンビニに冷しおでんという商品があります。おでんといえば、寒い冬にアツアツを食べてこそおいしい料理の代表に思いますが、逆転の発想をして、冷たくして夏に発売したのでしょう。けれど残念ながら、あまり売れてないようです。なぜなら、冷たいおでんをそのまま何の説明もせず、お皿に入れて食卓に出したら、事情を知らない食べる側の人は時間がたって冷えてしまったのだと思うでしょう。

一昨日、コースランチを食べた時の事、前菜の次にスープが出てきました。そのスープは冷製スープだったので、熱くはなかったのですが、おもわずフーフーしそうになりました。頭の中で、スープは熱いものという固定概念があり、なかなか切り替えられなかったのです。

冷しおでんがヒット商品にならないのは、あったかい料理だという既成の認識と実際の商品の冷たさに乖離があるからでしょう。

発送の転換はとても、大事なことですが、強固な概念がある場合は打ち破るのが難しいですね。それを打ち破るだけのメリットが商品にないと、ヒットはしないということでしょう。