キャラクター

最寄りの駅で朝

新たに白いクリスマスツリーが置いてありました。

そのツリーのオーナメントですが

↑  これでした。

このキャラは某電鉄のメインキャラで、

見ての通りパンダです。でも正直、私はこのキャラ好きじゃありません。

こういうのをブスカワイイとか、ブスキャラとかいうのでしょうか?

押しなべて、子供や女性はキャラクターが好きです。あらゆる商品にキャラクターは使われています。有名キャラの場合、著作権を持つ制作側に、高いお金を払ってでも、使う価値があると…。

だけど、ちよっと待ってください!  そのキャラその商品を購入するお客様が本当に好ましいと思ってくれているでしょうか?

購入層の好みをちゃんと調べたうえでそのキャラ、使っていますか?

嫌いなキャラとか、好ましくないキャラが使われていて、類似品がほかにある場合は、そちらを選ばれてしまいますよ。

しかも、高額なパテント料は、商品代金に上乗せされていますから、それだけ単価の高い商品になるわけで、それでも買いたい気にさせる、魅力的なキャラでない限り、使わないほうがましという結果にならないように、リサーチが必要です。

 

 

 

「ハッ」として「グッ」

上のチラシ、我が家のポストに配られていました。

下の部分に○○整体院の名前と地図が記載された、ごく普通のチラシです。

多分余り反応は、無かったのではないかと思います。整体院のスタッフの方は

なぜ?

どうして?○○○○枚も、ポストに投函したのに反応なかったの?

と思っているのでは…

このチラシは一番目立つところに、女性の前屈した写真

「ペタリ前屈」と印刷されています。

チラシを見た人の中で、「ペタリ前屈」したいと思っている人は何人いるでしょうか? 私たちは体操の選手をめざしているわけではありません。

チラシに目ただなく載っている文言 

肩や腰のつらい痛みそれを何とかしたいわけですよ。ストレッチを施術する事により根本的な体のゆがみを直して、快適な日常生活をおくれるようにしたいわけですよね。ストレッチを2か月続けた結果、身体が柔軟になって「ペタリ前屈」が出来るようにはなるでしょうが、そこを目的に通うわけでないのでは?

チラシを見た人が自分の事として「ハッ」として「グッ」とくるメリットを一番目立つような紙面づくりをしないといけません。肩や腰のつらい痛みが根本的に治るというメリットです。

新規のお客さんにとって、今までの来客数や何年続いているとかリピート率とかはあまり関係ありません。お店側にとっては、信用してもらいたいと思って、目立つところの、一番上のスペースに載せていますが、

これは、一番下の名前と住所地図などのところに、小さく、当院は、累計来院数○○人開業○○年の整体院です。と載せればいいのです。

見た人が得られるメリットのことをベネフィットといいますがこのベネフィットにフォーカスしたチラシ作りを心がけましょう。

 

 

 

 

よくあるパンフレット

とある交流会で手にしたパンフレットの表紙です。

アロマオイルのカタログの表紙に使われていました。なかなか美しい表紙です。けれど、よく見ると、縦も横も紙の端から5㎜ぐらいは真っ白で印刷されていません。データーをコピー機で原寸プリントするとこうなります。

紙の端から端まで印刷したければ、ワンサイズ大きな紙にプリントしてカットする必要があります。しかし、カッターを使って手で、真っ直ぐにカットするのは、至難の業です。

ですから、コピー機を使って印刷するのであれば、データー創りの段階で紙の端まで印刷しなくてはならないデザイン(業界用語でドブづけあるいは、塗りたし)は避けるべきです。

それから、紙もコピー用紙に印刷するのは、なるべくやめましょう。カタログの印刷代をケチっていると思われます。ましてや、安いコピー用紙だと、かんじんの商品の写真がボーッとしてきれいに印刷されません。

コート紙などの、ツルツルした紙が市販で売っていますから、ぜひそちらを使ってプリントしてみてください。写真がシャープになります。

女性向けの商品カタログの場合、イメージがとても大切になってきますから、気をつけましょう。お客様が見て、好印象を持たれる紙面づくりが売り上げに影響します。

 

お歳暮のマーケティング

そろそろ、お付き合いしている会社からお歳暮が届く時期です。

お中元の時に以前にも書きましたが、会社に送る場合は上の写真のような皮をむいて食べるような果物は、ダメです。理由は、わかりますよね。

それから、当たり前ですが、日持ちのしないものも基本ダメです。なので、月並みな、クッキーやおせんべいになってしまいます。

それにしても、一度そこで、お歳暮やお中元を頼むと、10月中旬ぐらいから早々と商品カタログを送ってきます。注文しやすいように前回送ったデーターを印字した注文書をつけて、…送り先が増える場合を予想して、その注文書も必ず、余分に何枚か、ついてきます。

そして、請求書を送ってくる封筒の中にも、注文書が入っています。頼み忘れはありませんか?とばかりに

このぐらい徹底して、注文してもらうチャンスを逃さない姿勢、見習いたいものです。

 

消えた油!?

先日スーパーへお買い物に行った時少し驚いたことがありました。

というのも、いつもなら、エゴマ油とアマニ油を陳列している棚に

商品がゴッソリなくなっていたのです。

 

売り切れてしまった理由はすぐにわかりました。

11月21日、午後7時半からの某国営放送「ため○○ガッテ○」でエゴマ油の利点を盛んに放映していたからです。

番組によると、今の私たちは、バター(飽和脂肪酸)やサラダ油(オメガ6脂肪酸)、オリーブ油(オメガ9脂肪酸)などはよくとるけれど、エゴマ油、アマニ油といったオメガ3脂肪酸はあまり摂取していない。

このオメガ3脂肪酸を毎日スプーン1杯取ると、健康にもよく、なおかつ痩せるというもの

さらに、追い打ちをかけるように、昨日の同番組で、心筋梗塞の予防に青魚のEPAが良いとされ、やはり、オメガ3脂肪酸が青魚の代わりにもなるなどと放映され、エゴマ油、アマニ油の入荷がますます困難になりそうです。

ちなみに、アマゾンで商品を検索してみると、多少少なくなってはいるものの、まだまだ在庫ありました。(私もあまり青魚食べないので、思わずカートにいれてしまいました。笑)

ということは、某国営放送の「ため○○ガッテ○」を見ている年代の多くはネットで食品や調味料を買わない世代、スーパーでしか食料品を買わないということでしょうか。

拡大解釈をすると、夕方から、午後7時台のTV番組をみている世代に物を売りたいときは、ネットは効果がないということでしょうか。

 

 

社名は会社の顔

先日都内某ホテルで行われたある交流会でのこと

たまたま、私の隣にいらっしゃった方と名刺の交換をしました。隣の方は部長さんでした。

その会社の事業内容は、主に、大量の数の、小箱を組み立てたり、ノベルティグッズを封筒に入れたり、細かいところにシールを貼ったりする作業を手作業でされている会社でした。つまり、なかなか機械化できないところを人の手で処理する請負業者さんでした。

そして、ここからが問題です。渡された名刺に書かれているその会社の社名が「○○○運送株式会社」というのです。

私??

部長さん「弊社はもともと、運送会社だったのですが、のちに今の手作業の案件を引き受けることになりまして…もちろん運送の方も主でやっておりますが、こちらの部門もこれから充実させていきたいと思っておりまして…」

私「そうですか。なるほど」(私の心の中では、別会社にして違う名前を付けたほうがいいのにな~)

会社の名前はその会社の顔です。すでに○○運送とか○○印刷○○工事会社とかついている社名で、違う部門の新規事業を立ち上げるのであれば、今までの社名のしがらみを断ち切るぐらいの気合で、違う社名をつけたらどうでしょう。

法律的にも、財務的にも手間がかかるでしょうが、長い目で見てそのほうがよろしいかと思います。

これから、起業をお考えの方で社名を決める時、

この仕事1本で行くと決めたら、社名に具体的な言葉を入れて、何の会社かすぐわかるようにすればいいし、

逆に、将来的に、グローバルに色々手掛けるつもりなら、何の会社かわからない名前をつけて、後々困らないようにしましょう。

 

 

 

出ました!同系色

世界に冠たる有名パソコンOSメーカー  ○○○○ソフト

ソフトだけでなく、ハードの方にも進出とばかりに

満を持して、5年前にタブレットをリリースしました。

上の画像は、その最新版モデルのものです。

(電車の中でポスターご覧になった方も多いのでは~)

見事に同系色です。実に、かっこいいです。

黒という色は、すべての色を混ぜると黒になるという色でもあり

ある意味究極の色とでもいいましょうか、

使い方によっては、重厚で深みがあり、かつスタイリッシュにもなる色です。

イメージポスターとしては狙い通りです。

けれど、これは、○○○○ソフトのような巨大企業だから許されること

私たちの作るポスターやちらしは決してこの真似をしてはいけません。

ダイレクトメールの写真のメインにイメージ写真を使ってはいけません。何を売りたいのか、一瞥(いちべつ)で分からなければ、一瞬で捨てられてしまうからです。あるいは、素敵な抽象的な文言を目立つように入れても、これまたすぐに廃棄処分となってしまいます。

ダイレクトメールの紙面の基本は、それが何の商品か、そしてそれを購入することによるメリット(ベネフィット)を目立たせること、それにつきます。

 

広告写真、気をつけること

上の写真をご覧になってください。この写真がたとえば化粧品(ファンデーション)のポスターに使われたとします。

どうですか?どう思いますか?

いいと思う人は、抜けるように白い肌、透明感があっていいなと思います。

そう思わない人は、なにこの鼻の穴、もう少し目ただないモデルにすればよかったのに~と思うかもしれません。写真のモデルさんの顔にいい印象をもたない場合、すでに、商品の良しあしは関係なくなっています。ただ、モデルの顔が嫌というだけでたぶんこの写真が使われたファンデーションは購入されないでしょう。

何が言いたいかというと、購入の動機は商品の良し悪しに限らないということなのです。例えば、Aという商品とBという商品があって、どちらかを選んで購入しなければならない時(この場合商品の性能は同じだとして)広告・宣伝に使われているモデルさんの好き嫌いで選ばれたりすることがあるということです。

なので、TVコマーシャルにつかわれる芸能人の好感度が問われることになるのです。だけど、万人に好かれるということは、ある意味不可能ですよね。

そういう意味では、多くの人が目にする媒体の広告ではなく、DMなどダイレクト広告の場合は、あまりモデルさんの顔を出さないほうが、いいかもしれません。好き嫌いは人それぞれですからね。

それによって、売れるための反応が違ってくるかもしれません。

金額をのせるべき?

よくみる地下鉄のポスターで

きっとあなたも一度は目にしているはず…何年もの長期間にわたり同じポスターがはられているので、記憶に残っているはず…

それは、給水管のところに装置をつけて、中を流れる水の成分を変化させ、管の中のサビ発生を抑え、長持ちさせるという商品…

バッキンガム宮殿も採用していると書いてあり、給水管の取り換え工事をするより、安くすむ(ある意味当たり前)と書かれています。

このポスターにその装置の金額はいっさいのっていません。したがって、ポスター見た人は「いくらぐらいするんだろう?さぞ高いんだろうな」と思ってしまいます。

ポスターを出している会社としては、高いと思われたくなくて、あえて商品の値段を記載していないのでしょうか?もし、そうであれば、残念です。

例えば、このポスターを見て、いい商品だ、ぜひ購入したいと思った人がいるとします。

ラーメン屋さんの店主さんかもしれません、あるいは小さな町工場の社長さんかもしれません、その方たちは、まずいくらぐらいするのか知りたいと思うでしょう。でも金額はポスターではわかりません。

ラーメン店主さんも、町工場の社長さんもそうこうしているうちに、目的の駅について電車から降りてしまい、ポスターの事などすでに頭の中から、消えています。

確か、検索ワードも記載されてあったかと思いますが、よほど前向きに検討している人でない限り検索しないのではないかと思います。

絶対にポスターに値段をのせるべきです。商品のスペックにより金額はいろいろでしょうから●●●●●円~とか大体の金額でもいいのです。高いと思うか、安いと思うかは、見た人の判断に任せるのです。高額商品であればあるほど記載すべきではと思うのですが…反対に安い商品はのせなくていいのです。

このポスターに金額をのせないことで、せっかくの、ビジネスチャンスを逃しているように思えてなりません。

 

暴走するAI

皆さんは、毎日当たり前のようにメールでやりとりをしていますよね。

例えば携帯のLINE

私の周りの人もほとんどすべての人といっていいぐらいやっています。

しかし私は、やっていません。(変わり者に見られているかも…。)

自分の情報をたとえそれがどんな些細なことであれ利用されたくないからです。LINE社(あえて社をつけます)に集約されたおびただしい情報(ビッグデーター)はいろんな方面に活用されます。そしてビッグデーターがAIと結びついて、いろんなことを予測し個別化を図ります。

通常のマーケットに利用されるだけならまだいいけれど、犯罪の予測や人事・雇用にまでその影響をおよぼすことになってきています。

例えば就活に失敗し、しかたなく低賃金労働で働いている人がいたとします。その人が心機一転、正社員を目指したとしても、受ける企業に採用のためのAIプロファイリングが導入されていれば、そのプロファイリングによって長年、低賃金でしか働けない低能力者という理不尽なレッテルをはられ、どこの採用試験を受けても不採用となり、永久に正社員の道は閉ざされることになるわけです。

 

つまり、多面性のある人間をAIのアルゴリズムが容赦なく良・不良と振り分けていくわけですよ

AIが自分で学習し始めると最初に作ったプログラマーでさえアルゴリズムの構成がわからなくなるらしいですよ。まさに、映画「ターミネーター」さながらに、暴走しはじめるわけで「何だか、はっきりわからないけど、あなたは、AIに能力が低いと評価されていますよ。」としか言えなくなる恐ろしい世の中がやってくる。

人間には、機械にはない五感プラス第六感があります。それを生かしながら、データーも活用するという方向にしないと、すべての判断を機械にゆだねていると、とんでもない世界になってしまうでしょう。