ペーパーレスの困った事情

世をあげてペーパーレスの時代です。会社でも、機器備品などを購入すると、以前は商品と一緒にぶ厚い取り扱い説明書が送られてきたものです。

略して取説(とりせつ)、全部は読まないにしても、最低限の手順や設定事項など、には目を通しましたよね。また、不測の事態(故障)を予測して、取説と保証書は大事にとっておいたものです。

ところが、ここ数年の流れとして、取説を電子化してネット上で送ってくることもしばしばPDFで何十枚も一度に送られてきても、いちいちそれを、プリントしますかね?

忙しいときなど、添付ファイルにそのままになって、そのうちに、まちがって消しちゃったりして何か商品に問題が起きた時に、調べられないなんて状況に陥ること無きにしもあらずです。しかたなく、カスタマーセンターへ電話を入れるも、ずーーーーーっと話し中「ただいま電話が込み合っております。しばらくしておかけ直しください」、のコールがむなしく響く…なんてことにならないとは言えない、 “ペーパーレスの困った事情” の続きを読む

素朴な?請求書

2か月ほど前に会社の電気料金の支払いを東京電力から新電力サービス会社に切り替えました。

異業種交流会で名刺交換をさせていただいたご縁で、従来の年間電気代と新電力に切り替えをした場合との比較検討をした結果、安い料金の試算がでましたので、思い切って、変更しました。(どんなに些細なことでも、変えるということは勇気のいるものですね)

それで、先日新電力サービス会社から初めて請求書が届きました。

←エクセルで作成された請求書でした。

でも、システマチックにきちんと印刷された請求書より、ずっと好感がもてました。新電力サービスはまだまだ新しい業態なので、これから頑張ってという感じです。一時期、東京ガスが時代の最先端というキヤッチフレーズで電気とガスをまとめてめんどうみます的なCMをよくみかけましたが、東京ガスに負けずに頑張って顧客を増やしてください。

ちなみにこの新電力サービス会社は西五反田のグローバルソリューションサービス㈱さんです。工場を持っている事業所さんとか、1日中電気をフル稼働させている企業さんとか、ぜひ試算してもらったらいかがでしょうか?きっと電気代安くなりますよ。

 

紙について

ネットでデーターを入稿して印刷を頼む場合、紙を選ばなくてはならないことがあると思います。

紙には、まず種類と厚さがあります。そして、おびただしい数の種類がありますが

通常のちらしやパンフレットには、おおまかに

コート紙(光沢のある紙で印刷インクも光沢)

ダル系(紙は光沢を抑えた艶消しで印刷インクは光沢が出る紙)

●マット系(紙も艶消し、印刷インクも艶消し)などがあります。このほかにアート系とか厚紙系とか紙のメーカーさんによっていろいろ呼び名もあり別れています。

商品の特徴にあった紙を選ぶのがベストですが、ネットではあらかじめ紙が決められていて選べないこともあります。大量に同じ紙を仕入れてコストダウンをはかっているので仕方ないといえます。

次に紙の厚さですが紙の厚さはふつう〇〇(2ケタ~3ケタ数字)K(キロ)といいます。数字が増えるにつれ、厚みが増します。紙には、四・六版 菊版 A版などがあり、それぞれの全版の大きさが違うため同じ紙の厚さでもその版によって厚さを表す数字が違ってきます。ここのところがややこしいのですが、細かく説明してもわからなくなるだけなので、表にしました。(表の縦の数字が同じ厚みの紙ということです。)両面印刷の場合薄い紙だと、透けて読みづらくなったりすることがありますので、注意が必要です。

 

校正の必要性

印刷のデーターを作るうえで、大切なことのうちの一つに校正作業があります。

校正といっても、おおまかに2種類があります。

①書かれた文章のてにをは(助詞)に間違いはないか、変換された漢字が間違っていないか、などをチェックして正す。通常文字校といいます。

②作成されたデーターの色を実物の媒体に出力してチェックする。色校といいます。媒体が紙の場合、実際の印刷される紙で出力する場合を本紙校といい、色校正用の紙で出す場合と区別していいます。

このほかに出版業界では校閲という大事な作業がありますが、この場合は、文字校のレベルより、さらに書かれた内容が正しいか、深く掘り下げて検証します。(ドラマ校閲ガールで有名になりましたね)

校正をきちんとせずに、印刷してしまい、その結果刷り直しということにならないように気を付けたいものですね。ちなみに、校正が終わり印刷に入れる状態になることを校了といいます。

株式会社エスコ 清水

email operation@esco-inc.co.jp

 

 

 

トンボといっても昆虫ではありません

印刷データーを作成するときに必要な知識  トンボについて

トンボとは、断裁機で紙をカットする時の印(しるし)のことで

以下のように呼ばれています。

 

 

このほかに、より正確なカットをしなければならない印刷物には十字トンボを用いますが通常のちらしや二つ折りパンフレットなどには↑のトンボを使います。下の図をご覧ください。縦・横ともに内(うち)トンボと内(うち)トンボの間のサイズが実際にカットされる寸法になります。

ここでデーター作成上、注意をしなければならないことがあります。

それは、作成するデーターの紙の端(はし)が白であれば問題ないのですが、色が紙の端までついていたり、写真が紙端まで入ったりする場合は以下のようにデーターを作らなければなりません。

 

 

 

つまり、外トンボまでデーターを足さなければならないということなのです。なぜなら、もし、塗り足しをせずにカットした場合、よほど正確にカットされない限り、印刷されない白い部分ができてしまうのです。

印刷データーを作る時はこのことに注意して作成してください。

株式会社エスコ 清水

Email operation@esco-inc.co.jp