安心感を与えることが一番

今朝、トランクルーム大手の会社のポスターを見ました。

トランクルームといえば、手狭になった自宅や会社に置ききれなくなった荷物を預けるサービスですよね。

季節の物で一年のうち一定期間しか使わないものや、思い出の品でどうしても捨てられないもの…だけどかさばって置けないといった物を自分専用のスペースとして月額いくらか払って預けるわけです。

私も、時々利用しようかなと思ったりします。部屋もすっきり、かたずいていいなと…

だけど預けるトランクの場所が自宅から遠かったりすると気軽に預けられないと思い、利用したことはありません。だいたい、預けたいと思う荷物はかさばる大きな物が主ですから自家用車で持っていかなくてはなりません。面倒です。

そこで、今日見たポスターに話は戻りますが、シャトル便のサービスをはじめましたという内容でした。つまり、トランクの場所まで、荷物と一緒にお客様をシャトル便で運びますというサービスです。しかも無料で、…

これなら、気軽に預けられそうです。私的には、画期的サービスです。

だけど、このポスターを見た時、じゃあ、荷物と一緒にシャトル便に乗り、自分で荷物をトランクしまってその先はどうなるの?と思いました。着いた途端に「はい、さようなら」だったら、帰りは徒歩?もちろん、そんなはずはないでしょうが、ポスターの文言は行きの事しか、記されていません。

当たり前のことでも、お客様は不安になったりするものです。ましてや、検討中の方には不安要素は極力取り除くことがとても大切です。

ですから、行きも帰りも、シャトル便で送りますと書かないと、せっかくのビジネスチャンスを逃してしまいます。

それから、預ける品物がある場合は、シャトル便を使えますが、引き取りだけの場合は使えないそうです。(こういう不都合なことは、ポスターにはあえて書かないのかな?)

 

エステサロンとディズニーランド

本場フロリダや西海岸でなくても、東京ディズニーランド、いつも混んでいますよね。

訪れる日本人のうち、ほとんどはリピーターです。一説によるとリピーター率は驚異の98%以上だとか。 当たり前ですが、この数字は他の国内テーマパークのなかでダントツです。

(このメリーゴーランドはTDLのものではありません)

リピート率が高いということは、いわゆる顧客満足度が高いということですから、ほぼ全員が満足しているということです。その理由は、いろいろあるでしょうが、私は一つあげるとしたら、パークにいる間は夢と魔法の王国の住人でいられるように、徹底しているということでしょうか。ですので、ゲストのみんなは現実を忘れて微笑んだり、笑ったりしています。怒っている人はまずいません。言ってみれば、大人も子供も、魔法にかかりに来ているのです。そのための仕掛けがいろいろ工夫されています。たとえば、バックヤードが巧みに隠されていたり、現実に引き戻されないよう、外の建物が見えないようになっています。 “エステサロンとディズニーランド” の続きを読む

直木賞受賞作「流」(りゅう)

遅ればせながら、第153回直木賞受賞作「流」(りゅう)を読んでいます。選考委員の北方謙三氏に20年に1度の傑作と言わしめた、この作品、確かにおもしろい。まだ途中ですが…

同時期に芥川賞を又吉直樹氏の「火花」がとり、そちらがどうしても脚光を浴びてしまい、めだちませんでしたが、大御所の作家先生方が、こぞって大絶賛するだけのことはあります。ぜひお読みください。お勧めします。

作者の東山彰良氏は自身のお父さんをモデルにこの小説を書かれたそうですが、この小説を書くにあたって、舞台となる台湾や青島に何度も足を運び、当時の人々から、話を聞いたりして、綿密かつ入念にリサーチをしたに違いないと思うのです。そして、充分にリサーチしたうえで、創造の肉付けをしていき、ダイナミックかつ、真実味を帯びた小説が生まれたのではないかと。

リサーチは何ごとにおいても、大切ですね。マーケティングのうえでも徹底したリサーチに勝るものはありません。

 

美容院の雨の日対策

台風13号の被害が思ったより、少なくてよかったです。これから台風シーズンの到来ですね。台風が近づくと、忙しくなる業種や売れる商品ってありますよね。例えば、タクシー業界やカプセルホテル、商品だと乾電池・長靴・カッパetcなどでしょうか…

逆に台風や大雨だと、商売あがったりな業種は、主にサービス業でしょう。飲食関係は、特に大打撃を受けますね。お盆休みや、週末に台風は絶対来てほしくないでしょう。そして、美容院も雨の日はフリーのお客さんが来ません。だって、せっかく髪が綺麗になるのに、すぐに雨に濡れたくありませんものね。雨の日は美容師さんも手持無沙汰です。そういう日のために、何か対策をしている美容院ありますか? “美容院の雨の日対策” の続きを読む

美容院のお客様

あなたは、決まった美容院がありますか?昔は、美容院といえば自宅の近くとか、通勤駅の近くとか、引っ越しをしない限り、同じ美容院に行っていましたね。

カットもずーーーーっと同じ人にしてもらっていて、その方がお店を変わると、お客さんも一緒について行くという事も、よくありました。だから、お店側としては、人気の美容師さんが引き抜きにあったり、独立したりすることを警戒していましたね。

確かに、同じお店の同じ人に何年もやってもらうということは、安心感がありますね。カット技術の確かさや、髪の性質やくせをよくわかってもらっているという信頼感…そして、何よりお互い気心が知れているということ、これが意外に浮気をせずに通ってきてくれる一番の理由だったりするのです。

だいたい年齢層が高いお客さんにこの傾向が見られます。技術力もさることながら、気心が知れている、というのは、この方たちには、重要なファクターになります。つまり、美容院に行ってまで気を使いたくないのです

美容院というと、カットの技術ばかり追求しがちですが、接客面(お客様に気を使わせない)にも、今一度気を付ける必要がありますね。

 

 

見込み客

電力の自由化で、今までの電力会社から新しい電力会社へ移行しませんかとにぎやかです。とりわけ、ガス会社は積極的で、ガスも電気もガスでと深田恭子さんのテレビ

CMを最近よく見ます。その他に、ポストに届く印刷物で、まずはシミュレーションして安くなる金額を確認しましょうと誘われます。そこで自宅の過去の電気使用量・領収書(検針票)のコピーを送ってシミュレーションしてもらいました。しばらくして、シミュレーションの結果が送られてきました。驚くほど少なくはなっていないですが、確かに安くはなっていました。

申し込み用紙が同封されていました。けれど、申し込み用紙の記入って、私的には、ハードルが高く、(つまりめんどくさい)暇なときに書き込もうと思いつつ、ずーーーーーっと何か月もそのまま放置状態となっています。つまり、私はガス会社さんにとっては、見込み客のはずです。けれど、その後ガス会社からの再プッシュは一切ありません。 “見込み客” の続きを読む

DM(ダイレクトメール)を出すときの覚悟

ダイレクトメールって、相手かまわず、こちらから一方的に送るものです。だからすぐ捨てられてもしかたない反応がないのも当たり前、というスタンスで、過剰に期待しないということは大切だと思います。

はじめてダイレクトメールを出す時、誰しもこれで少しは問い合わせや来店数が増えるのでは…と思いますよね。だけど、世の中そんなに甘いものじゃありません。レスポンスゼロの場合がほとんど…そして、その状況をうけて、あきらめて、DMを出すのをやめてしまう方が多いのです。それが一番問題かもしれません。

経費の資金面でも苦しくなって、出すのをやめてしまうのは、しかたないとはいえ、非常にもったいないと思います。資金の面では、あらかじめ、何度も送ることを想定して、お金を都合しておきたいものです。少し時間をおいてまた送ると、DMを受け取る側の事情の変化があったり、また、キャッチコピーやデザインを変えて再度送ると、今度は受け手の心に刺さったりすることがあるからです。

そういう意味で、出す側の覚悟が必要だし、成約できる・できない、新規顧客がとれる・とれないの大きな別れ道となります。

読んでもらう確率の高い送り方

前の記事で、封筒での送り方の開封率比較を書きましたが

一番開封率のいいのは、ハガキです。それもA4サイズの厚紙か圧着タイプのものです。約85%の人が一応は見るといわれています。なお、通常のサイズのハガキは小さくて、ポストに直に配られるちらしやほかの印刷物に比べて、インバクトに欠け、捨てられる確率が上がります。ですのでA4サイズです。

A4サイズのハガキでも、圧着タイプのもの(2つ折りになっていて、剥がすもの)は、中面に何が書かれているのだろうという好奇心をくすぐり、開封率もなおいいのですが、印刷単価が跳ね上がります。

ですのでそれほど経費予算がないという場合はA4厚紙の両面印刷タイプを選ばれるといいと思います。以上、DMを送って集客をしようという時に参考にしてください。

次の投稿はDMを送る時のマインドについて書きます。実はこれが一番大切なことかもしれません。

ダイレクトメールを出す時

前回、ダイレクトメールの印刷物について、効果的な紙面づくりで

出しましょうと書きましたが、実は、その前にもっと大事なことがあるのです。

どのような形式で出すかということです。つまり、中身の見えない紙封筒にするか、中の見えるビニール封筒で出すか、それとも、ハガキで出すか、ということです。 “ダイレクトメールを出す時” の続きを読む

オフラインの人への集客

おおむね、50歳代から70歳代の女性の特徴として、自分のパソコンは持っていません。(そもそも必要とは思わないし、使えない。)

スマホは持っていますが、(ガラケーがなくなると脅かされて仕方なく)携帯電話としての機能しか使っていません。そうじゃない人もいますが、約半数の方々はそうです。

だけど時間は、そこそこある。ある程度使えるお金もある。そうなると、当然リアルに買い物をする方向に行くわけです。そして、ここの方達に、絶大に影響をおよぼしているのがテレビシヨッピングです。

 

テレビショッピングは、タレントがその商品の利点を事細かく説明をしてくれて、消費者の不安を取り除いてくれます。そうやって購買意欲を高めたうえに、すぐに購入してもらうため、時間制限をして、いろいろな特典を付けます。実にうまいやり方です。けれど、タレントはいいことしか言いませんし、特典もあらかじめ、費用対効果を加味して、決して赤字になるようなものはつけません。

いったん購買意欲に火が付いたら、手が付けられません。すぐに品切れです。ここの層の方達物を売りたいときは、テレビショッピングが一番です。 (続く)