消えた油!?

先日スーパーへお買い物に行った時少し驚いたことがありました。

というのも、いつもなら、エゴマ油とアマニ油を陳列している棚に

商品がゴッソリなくなっていたのです。

 

売り切れてしまった理由はすぐにわかりました。

11月21日、午後7時半からの某国営放送「ため○○ガッテ○」でエゴマ油の利点を盛んに放映していたからです。

番組によると、今の私たちは、バター(飽和脂肪酸)やサラダ油(オメガ6脂肪酸)、オリーブ油(オメガ9脂肪酸)などはよくとるけれど、エゴマ油、アマニ油といったオメガ3脂肪酸はあまり摂取していない。

このオメガ3脂肪酸を毎日スプーン1杯取ると、健康にもよく、なおかつ痩せるというもの

さらに、追い打ちをかけるように、昨日の同番組で、心筋梗塞の予防に青魚のEPAが良いとされ、やはり、オメガ3脂肪酸が青魚の代わりにもなるなどと放映され、エゴマ油、アマニ油の入荷がますます困難になりそうです。

ちなみに、アマゾンで商品を検索してみると、多少少なくなってはいるものの、まだまだ在庫ありました。(私もあまり青魚食べないので、思わずカートにいれてしまいました。笑)

ということは、某国営放送の「ため○○ガッテ○」を見ている年代の多くはネットで食品や調味料を買わない世代、スーパーでしか食料品を買わないということでしょうか。

拡大解釈をすると、夕方から、午後7時台のTV番組をみている世代に物を売りたいときは、ネットは効果がないということでしょうか。

 

 

社名は会社の顔

先日都内某ホテルで行われたある交流会でのこと

たまたま、私の隣にいらっしゃった方と名刺の交換をしました。隣の方は部長さんでした。

その会社の事業内容は、主に、大量の数の、小箱を組み立てたり、ノベルティグッズを封筒に入れたり、細かいところにシールを貼ったりする作業を手作業でされている会社でした。つまり、なかなか機械化できないところを人の手で処理する請負業者さんでした。

そして、ここからが問題です。渡された名刺に書かれているその会社の社名が「○○○運送株式会社」というのです。

私??

部長さん「弊社はもともと、運送会社だったのですが、のちに今の手作業の案件を引き受けることになりまして…もちろん運送の方も主でやっておりますが、こちらの部門もこれから充実させていきたいと思っておりまして…」

私「そうですか。なるほど」(私の心の中では、別会社にして違う名前を付けたほうがいいのにな~)

会社の名前はその会社の顔です。すでに○○運送とか○○印刷○○工事会社とかついている社名で、違う部門の新規事業を立ち上げるのであれば、今までの社名のしがらみを断ち切るぐらいの気合で、違う社名をつけたらどうでしょう。

法律的にも、財務的にも手間がかかるでしょうが、長い目で見てそのほうがよろしいかと思います。

これから、起業をお考えの方で社名を決める時、

この仕事1本で行くと決めたら、社名に具体的な言葉を入れて、何の会社かすぐわかるようにすればいいし、

逆に、将来的に、グローバルに色々手掛けるつもりなら、何の会社かわからない名前をつけて、後々困らないようにしましょう。

 

 

 

出ました!同系色

世界に冠たる有名パソコンOSメーカー  ○○○○ソフト

ソフトだけでなく、ハードの方にも進出とばかりに

満を持して、5年前にタブレットをリリースしました。

上の画像は、その最新版モデルのものです。

(電車の中でポスターご覧になった方も多いのでは~)

見事に同系色です。実に、かっこいいです。

黒という色は、すべての色を混ぜると黒になるという色でもあり

ある意味究極の色とでもいいましょうか、

使い方によっては、重厚で深みがあり、かつスタイリッシュにもなる色です。

イメージポスターとしては狙い通りです。

けれど、これは、○○○○ソフトのような巨大企業だから許されること

私たちの作るポスターやちらしは決してこの真似をしてはいけません。

ダイレクトメールの写真のメインにイメージ写真を使ってはいけません。何を売りたいのか、一瞥(いちべつ)で分からなければ、一瞬で捨てられてしまうからです。あるいは、素敵な抽象的な文言を目立つように入れても、これまたすぐに廃棄処分となってしまいます。

ダイレクトメールの紙面の基本は、それが何の商品か、そしてそれを購入することによるメリット(ベネフィット)を目立たせること、それにつきます。

 

広告写真、気をつけること

上の写真をご覧になってください。この写真がたとえば化粧品(ファンデーション)のポスターに使われたとします。

どうですか?どう思いますか?

いいと思う人は、抜けるように白い肌、透明感があっていいなと思います。

そう思わない人は、なにこの鼻の穴、もう少し目ただないモデルにすればよかったのに~と思うかもしれません。写真のモデルさんの顔にいい印象をもたない場合、すでに、商品の良しあしは関係なくなっています。ただ、モデルの顔が嫌というだけでたぶんこの写真が使われたファンデーションは購入されないでしょう。

何が言いたいかというと、購入の動機は商品の良し悪しに限らないということなのです。例えば、Aという商品とBという商品があって、どちらかを選んで購入しなければならない時(この場合商品の性能は同じだとして)広告・宣伝に使われているモデルさんの好き嫌いで選ばれたりすることがあるということです。

なので、TVコマーシャルにつかわれる芸能人の好感度が問われることになるのです。だけど、万人に好かれるということは、ある意味不可能ですよね。

そういう意味では、多くの人が目にする媒体の広告ではなく、DMなどダイレクト広告の場合は、あまりモデルさんの顔を出さないほうが、いいかもしれません。好き嫌いは人それぞれですからね。

それによって、売れるための反応が違ってくるかもしれません。

金額をのせるべき?

よくみる地下鉄のポスターで

きっとあなたも一度は目にしているはず…何年もの長期間にわたり同じポスターがはられているので、記憶に残っているはず…

それは、給水管のところに装置をつけて、中を流れる水の成分を変化させ、管の中のサビ発生を抑え、長持ちさせるという商品…

バッキンガム宮殿も採用していると書いてあり、給水管の取り換え工事をするより、安くすむ(ある意味当たり前)と書かれています。

このポスターにその装置の金額はいっさいのっていません。したがって、ポスター見た人は「いくらぐらいするんだろう?さぞ高いんだろうな」と思ってしまいます。

ポスターを出している会社としては、高いと思われたくなくて、あえて商品の値段を記載していないのでしょうか?もし、そうであれば、残念です。

例えば、このポスターを見て、いい商品だ、ぜひ購入したいと思った人がいるとします。

ラーメン屋さんの店主さんかもしれません、あるいは小さな町工場の社長さんかもしれません、その方たちは、まずいくらぐらいするのか知りたいと思うでしょう。でも金額はポスターではわかりません。

ラーメン店主さんも、町工場の社長さんもそうこうしているうちに、目的の駅について電車から降りてしまい、ポスターの事などすでに頭の中から、消えています。

確か、検索ワードも記載されてあったかと思いますが、よほど前向きに検討している人でない限り検索しないのではないかと思います。

絶対にポスターに値段をのせるべきです。商品のスペックにより金額はいろいろでしょうから●●●●●円~とか大体の金額でもいいのです。高いと思うか、安いと思うかは、見た人の判断に任せるのです。高額商品であればあるほど記載すべきではと思うのですが…反対に安い商品はのせなくていいのです。

このポスターに金額をのせないことで、せっかくの、ビジネスチャンスを逃しているように思えてなりません。

 

暴走するAI

皆さんは、毎日当たり前のようにメールでやりとりをしていますよね。

例えば携帯のLINE

私の周りの人もほとんどすべての人といっていいぐらいやっています。

しかし私は、やっていません。(変わり者に見られているかも…。)

自分の情報をたとえそれがどんな些細なことであれ利用されたくないからです。LINE社(あえて社をつけます)に集約されたおびただしい情報(ビッグデーター)はいろんな方面に活用されます。そしてビッグデーターがAIと結びついて、いろんなことを予測し個別化を図ります。

通常のマーケットに利用されるだけならまだいいけれど、犯罪の予測や人事・雇用にまでその影響をおよぼすことになってきています。

例えば就活に失敗し、しかたなく低賃金労働で働いている人がいたとします。その人が心機一転、正社員を目指したとしても、受ける企業に採用のためのAIプロファイリングが導入されていれば、そのプロファイリングによって長年、低賃金でしか働けない低能力者という理不尽なレッテルをはられ、どこの採用試験を受けても不採用となり、永久に正社員の道は閉ざされることになるわけです。

 

つまり、多面性のある人間をAIのアルゴリズムが容赦なく良・不良と振り分けていくわけですよ

AIが自分で学習し始めると最初に作ったプログラマーでさえアルゴリズムの構成がわからなくなるらしいですよ。まさに、映画「ターミネーター」さながらに、暴走しはじめるわけで「何だか、はっきりわからないけど、あなたは、AIに能力が低いと評価されていますよ。」としか言えなくなる恐ろしい世の中がやってくる。

人間には、機械にはない五感プラス第六感があります。それを生かしながら、データーも活用するという方向にしないと、すべての判断を機械にゆだねていると、とんでもない世界になってしまうでしょう。

 

 

 

Mac G4の復活とイノベーション

     

↑Before                                                    ↑After

Mac G4 かれこれ13年ぐらい前に購入、これに印刷デザインデーターを詰め込んでいました。がいくらなんでも、年月が経ちHDが弱ってきて、危機感が募ってきました。

このままでは、ここに入っているデーターがパーになってしまう!バックアップとらなきゃ!汗 汗

こういうことは、延ばし延ばしにしてはいけない。放っておくと地獄を見ることになる、しかしあまり、お金はかけたくない。

そこでデーターのバックアップ用に中古でMacminiを購入、しかしこのMacminiのHDにバックアップをとってもまたすぐにHDがだめになってしまうのでそれでは意味がないっ!

めんどうだが、MacminiのHDをSSD(SOLID STATE DRIVE)に入れ替え、そこにバックアップデーターを移しました。そののち、G4のHDをSSDに入れ替え、これで半永久的に安心してG4で仕事ができる環境になった次第

新しいパソコンはほとんど、HDではなくSSDが内蔵されているそうです

ということはSSDという壊れない、データーを保存する画期的な部品の登場により、パソコンがだめにならなくなるということ、

それだけ売れなくなるということではないのかな?と思ってしまうのですが、メーカーさんにとっていらぬ心配というものでしょうか?

壊れたから買い替えるのではなく、OSのサポート切れでの買い替え需要を期待してのことでしょうか?

イノベーションは社会にとって必要なことですが、強力な新製品の台頭によって逆にその業界全体の力を削ぐ結果もありうるということも考えなくてはならないと思います。