暴走するAI

皆さんは、毎日当たり前のようにメールでやりとりをしていますよね。

例えば携帯のLINE

私の周りの人もほとんどすべての人といっていいぐらいやっています。

しかし私は、やっていません。(変わり者に見られているかも…。)

自分の情報をたとえそれがどんな些細なことであれ利用されたくないからです。LINE社(あえて社をつけます)に集約されたおびただしい情報(ビッグデーター)はいろんな方面に活用されます。そしてビッグデーターがAIと結びついて、いろんなことを予測し個別化を図ります。

通常のマーケットに利用されるだけならまだいいけれど、犯罪の予測や人事・雇用にまでその影響をおよぼすことになってきています。

例えば就活に失敗し、しかたなく低賃金労働で働いている人がいたとします。その人が心機一転、正社員を目指したとしても、受ける企業に採用のためのAIプロファイリングが導入されていれば、そのプロファイリングによって長年、低賃金でしか働けない低能力者という理不尽なレッテルをはられ、どこの採用試験を受けても不採用となり、永久に正社員の道は閉ざされることになるわけです。

 

つまり、多面性のある人間をAIのアルゴリズムが容赦なく良・不良と振り分けていくわけですよ

AIが自分で学習し始めると最初に作ったプログラマーでさえアルゴリズムの構成がわからなくなるらしいですよ。まさに、映画「ターミネーター」さながらに、暴走しはじめるわけで「何だか、はっきりわからないけど、あなたは、AIに能力が低いと評価されていますよ。」としか言えなくなる恐ろしい世の中がやってくる。

人間には、機械にはない五感プラス第六感があります。それを生かしながら、データーも活用するという方向にしないと、すべての判断を機械にゆだねていると、とんでもない世界になってしまうでしょう。