女性誌のトレンド

本屋さんに足を運び、女性向け雑誌のコーナーに、行くと気が付くことがあります。

 ←このように、同じ雑誌が大・小並んでいるのです。

つまり、従来のサイズよりも、小さなサイズも発売して一緒に売っているということなのです。今までの大きさの雑誌は、かさばったり、重かったりしたので、小さくすると売れると思ってのことなのでしょうか?中の内容はもちろん、同じなので厚みは同じです。確かに、小さくなった分、軽くはなるでしょうね。はたして効果はあるのでしょうか?

日本の女性向け雑誌の特徴として、春・夏・秋・冬、四季を意識した紙面づくりをしなければなりません。これが、ヴォーグなどと違うところです。ターゲットとなる読者層に密着した特集記事となると、どうしても四季をふまえて、作らねばなりません。OLならOL、主婦なら主婦なりに、季節ごとに、服装も、気を付けなければならないことも違いますから。そしてこれが、利点でもあり、難点でもあるのです。たとえば、1年前の雑誌を捨てないで取って置いたとします。それを1年ぶりに見たとして、全然違和感なく見れたり読めたりするのです。5年以上前だと、情報が変わっていたり、洋服が古臭くなっていたりしますが、1年ぐらいなら大丈夫です。今年のは買わなくてもいいんではないかと思えてきたりします。(私だけ?)私は家庭画報が大好きです。気持ちがイライラしたり余裕のない時に家庭画報のプロのカメラマンによる、素晴らしい風景の写真を見ると、気分がよくなります。たとえば8月号の↓この写真白い砂浜と紺碧の海原(素晴らしいです)

見開きのページにドーンと大迫力で載っています。この迫力、この雄大さ、は大きな紙面でないと味わえません。ミニサイズ化もいいですが、従来の大きさも存続してください。出版社の皆様よろしくお願いします。