ペーパーレスの困った事情

世をあげてペーパーレスの時代です。会社でも、機器備品などを購入すると、以前は商品と一緒にぶ厚い取り扱い説明書が送られてきたものです。

略して取説(とりせつ)、全部は読まないにしても、最低限の手順や設定事項など、には目を通しましたよね。また、不測の事態(故障)を予測して、取説と保証書は大事にとっておいたものです。

ところが、ここ数年の流れとして、取説を電子化してネット上で送ってくることもしばしばPDFで何十枚も一度に送られてきても、いちいちそれを、プリントしますかね?

忙しいときなど、添付ファイルにそのままになって、そのうちに、まちがって消しちゃったりして何か商品に問題が起きた時に、調べられないなんて状況に陥ること無きにしもあらずです。しかたなく、カスタマーセンターへ電話を入れるも、ずーーーーーっと話し中「ただいま電話が込み合っております。しばらくしておかけ直しください」、のコールがむなしく響く…なんてことにならないとは言えない、だいたい、商品を購入してくださったお客様にダウンロードさせたり(手間をかける)、プリントさせたり(紙を使わせたり)ってどうなのよ。購入時に、お客様に取説の冊子を送るかそれとも、ネットで送るかどちらがいいか聞くぐらいはしてもいいのではないでしょうか?

なんでもかんでも、ペーパーレスすればいいってもんじゃないと思うんです。