校正の必要性

印刷のデーターを作るうえで、大切なことのうちの一つに校正作業があります。

校正といっても、おおまかに2種類があります。

①書かれた文章のてにをは(助詞)に間違いはないか、変換された漢字が間違っていないか、などをチェックして正す。通常文字校といいます。

②作成されたデーターの色を実物の媒体に出力してチェックする。色校といいます。媒体が紙の場合、実際の印刷される紙で出力する場合を本紙校といい、色校正用の紙で出す場合と区別していいます。

このほかに出版業界では校閲という大事な作業がありますが、この場合は、文字校のレベルより、さらに書かれた内容が正しいか、深く掘り下げて検証します。(ドラマ校閲ガールで有名になりましたね)

校正をきちんとせずに、印刷してしまい、その結果刷り直しということにならないように気を付けたいものですね。ちなみに、校正が終わり印刷に入れる状態になることを校了といいます。

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トンボといっても昆虫ではありません

印刷データーを作成するときに必要な知識  トンボについて

トンボとは、断裁機で紙をカットする時の印(しるし)のことで

以下のように呼ばれています。

 

 

このほかに、より正確なカットをしなければならない印刷物には十字トンボを用いますが通常のちらしや二つ折りパンフレットなどには↑のトンボを使います。下の図をご覧ください。縦・横ともに内(うち)トンボと内(うち)トンボの間のサイズが実際にカットされる寸法になります。

ここでデーター作成上、注意をしなければならないことがあります。

それは、作成するデーターの紙の端(はし)が白であれば問題ないのですが、色が紙の端までついていたり、写真が紙端まで入ったりする場合は以下のようにデーターを作らなければなりません。

 

 

 

つまり、外トンボまでデーターを足さなければならないということなのです。なぜなら、もし、塗り足しをせずにカットした場合、よほど正確にカットされない限り、印刷されない白い部分ができてしまうのです。

印刷データーを作る時はこのことに注意して作成してください。

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もやもやする表現

「スマホを見ながら歩きませんように!」

駅でこの看板を見ると、いつも、もやもやしてしまうのは、たぶん私だけでしょうか。文言の最後に ! がついていることから強くお願いしたいことですよね。スマホを見ながら歩く人に危ないですよ ! 周りの人にも迷惑だからしないで ! と訴えているわけですよね。

歩きませんようにというこの文言にもやもやしてしまうのです。これは丁寧語?日本語のオーソリティではないので、そこのところはわかりませんが…

ストレートな表現「スマホを見ながら歩かないで下さい!」あるいは「危ないのでスマホを見ながら歩かないで!」のほうがよほどすっきりして強調されると思うのですが…

これを見た人に忖度した表現なのでしょうか。忖度するということは、相手に気を使っている分、読んだ人の心に響かない気がします。

広告を打つ時には、ターゲットにストレートに響くキャッチコピーにしましょう!

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