しゃもじとストッキングの共通点

一般家庭で毎日のように使われる

おしゃもじ  ↑上のイラストは白色ですが、最近では黒色もよく見かけます。

ここで簡単におしゃもじの歴史をたどると、

素材が木乳白色のプラスチック製プラスチック製にイボイボ加工 というところでしょうか…

イボイボのおしゃもじが出たときは、それはそれは画期的でした。それまで、ごはんが、しゃもじにくっつかないように、水で濡らしたり、ラップを巻きつけたりして、いろいろと工夫をしていました。それがイボイボのおかげで、うそのように、くっつかないんですから出た当時は感激しました。

次にストッキングですが、こちらの変遷は、素材が昔は絹、今はナイロン、昔は後ろに縦のつなぎ目のあったのが、シームレスになったぐらいでしょうか。もちろん、今はバリエーションが豊富になっていますが…

イボイボしゃもじとストッキングにはある共通点があります。それは

すぐにダメになってしまうということ。耐用年数が短いということです。

イボイボしゃもじも最初のうちは、くっつかないのですが、使っているうちに、早いものだと1か月もたたないうちに、くっつくようになり、ストレスがたまります。

ストッキングもすぐに伝線したり、穴が開いて穿けなくなってしまうのは、ご存知のとおり(伝線しずらいノンラン編みという商品がありますが、それとても、穴が開いてしまえば終わりです)

絶対ご飯がくっつかないしゃもじと、絶対伝線しない、穴の開かないストッキングが世に出れば、爆発的に売れるでしょう。でも、絶対にメーカーはそういう商品を開発・製造しません。なぜなら1回売ったら終わりだからです。

ビジネスのうえでも、1回取引をしたらそれで終わりという事態は極力避けねばなりません。リピート・継続というところに重きを置いて、どうしたら長いお付き合いをしてもらえるのか、常に考えて行動することが大切ですね。